ジュニアサッカー育成年代ですべきこと

ジュニア・JYでどうやったらプロになれるか?日本のサッカーを育成年代から考えて、 子供を単身スペインへ行かせた親から見た子供のサッカーの指導方法やアンチパターンなどをもとに少年サッカーからプロを目指します。

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理想的な育成指導を受けるだけではうまくならない


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「育成」を謳っているけど実は育成できていなかったり、普通のクラブが意外と育成に力を入れていたり。。。

と、自分の身近なクラブだけでも様々なクラブがあります。

さて、子供に「うまくなってほしい」と思っている親は、子供を良いクラブに入れようとします。

良いクラブの定義は様々ですが、私の思う良いクラブについては、見極めるためのチェック項目をまとめた記事がありますので、参考にしてください。

クラブチームやスクールの選ぶ際の8つのチェックポイント

そこで、良いクラブに入れたい、と思ったときに真っ先に浮かぶのが「知名度のあるクラブ」でしょう。

知名度といっても様々で、いわゆる【強豪】であったり【J下部】であったり【元Jリーガー】であったり。。。

さらに、上記クラブに入れたとしても、なかなかレギュラーが取れなかったり、子供が活躍できない状況に陥ったりします。

希望のクラブに入れたとしても、入れなかったとしても、所属しているクラブやスクールに対して少なからず「不満」は出てきます。

同じクラブの親御さんや、スクールで他のクラブに通っている人たちから色々話を聞くうちに、「育成」に力を入れているクラブやスクールがいいんじゃないか、そう思ってきます。

そして、「育成」に力を入れているというクラブやスクールに子供を通わせました。

「育成」に力を入れているんだから、コーチに任せれば大丈夫。なんて思って一満足。

こういう親が多いんではないでしょうか。

ですが、うまくなる魔法なんてないですし、コーチに任せておけばいいってわけでもありません。

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理想的な育成指導をしているチーム、スクールに通わせたとしても、うまくなるかどうかはその指導の下で子供がどうふるまうかで大きく変わってきます。

子供が指導を受け入れる知能レベルに達しているか。

受けた指導を反復する士気があるか。

プレーに対する自分の意見があるか。

U-10年代で、プレーに対して論理的に話ができる知能レベルになければ、いくら良い指導を受けても、それ以上になることは難しいでしょう。うまいといわれている子と同レベルにはなるかもしれませんが。

育成に力を入れているクラブやスクールに入ることで、

プレー以前にサッカーに対する姿勢が未熟であれば、姿勢を向上することはできますが、「うまくなる」まではいかないでしょう。

プレーに集中できない子供であれば、集中できる時間が長くはなりますが、「うまくなる」まではいかないでしょう。

また、基本本人がプレーするものですので、全て指導されているようでは、欲しい選手になれません。

自分のプレーがあり、それがある程度論理的に表現できる程度でなければ、その先はそれほど伸びないでしょう。これもU-10年代までには必要でしょう。

いわゆる理想的な育成指導を受けることができても、受ける側の考える姿勢がないと意味がありません。

クラブやスクールで考える姿勢を作ることにも限界はあります。

そのため、各家庭で親がどれだけ日常生活で考えさせているかが重要となってきます。

1か月の月謝が1万円を超えるスクールに通わせていても、サッカーに対する子供の姿勢がそれほどでもないのであれば、最新のユニフォームなど高いスポーツウェアを買ってあげた方がよっぽどいいでしょう。

月数千円の少年団に通っている子供でも、プレーに対してコーチに質問攻めするような子は、十分その環境でもうまくなれるはずです。

与えられた環境で、サッカーに対してどれだけ自分への課題を見つけられるか。

また、その課題を解決しようと考え抜けるか。

うまくなるための最重要ポイントはここにあります。

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