ジュニアサッカー育成年代ですべきこと

ジュニア・JYでどうやったらプロになれるか?日本のサッカーを育成年代から考えて、 子供を単身スペインへ行かせた親から見た子供のサッカーの指導方法やアンチパターンなどをもとに少年サッカーからプロを目指します。

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勝敗と活躍にこだわっている親の子供はプロにはなれない


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子供 サッカー

自分の子供が活躍してほしい。
チームが勝ってほしい。

サッカーは必ず勝ち負けあるスポーツなので、これらが一番わかりやすい指標です。

サッカーを知らない親ならもちろん、サッカーを知っていると自負している親でさえ、このような価値観であるのは周知の事実でしょう。

わが子ががんばっていることを周りにも認めてもらいたい、わが子がうまいと思われていることを周りに認めさせたい。うまいわが子を自慢したい。

そういった気持ちから、誰もが理解できる「活躍」を指標として見てしまいます。

ですが、

勝敗と活躍にこだわっているようでは、所詮運動会の延長でしかありません。

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優勝すると優越感を味わえます。

MVPをとるとさらに優越感があります。

しかし、それは一過性のものでしかなく、

自分の子が活躍していることを他人に承認してほしい。

という欲求からの指標であり、結果は残りますがサッカーの上達に必要な「過程」は残りません。

実際に、とあるチームを2年半ほど観察してみたところ、

たくさんのタイトルは取得しているが、
サッカーのレベルは全く上達していませんでした。

上達したのは、

・強い気持ち

・言われた動きをすること

だけでした。

これはタイトルをとるために、常に100%で試合に挑みつづける。

そういう姿勢でいることで得られた結果です。

常に100%で挑むということは、考えるよりまず行動、自分より後ろに誰もいなくても、果敢に突っ込んでスライディングをして、ファウルを取られたとしても奪いに行く。そういう姿勢で挑むということです。

考える必要のあるジュニア年代、特に5年、6年でこのようなプレーをしていては、絶対にプロにはなれないでしょう。

これから先、常にタイトルを取り脚光を浴びることができるのであれば別ですが、それはプロになることより難しいでしょう。

チームがそういう姿勢である、そういう声もあるかもしれません。しかし、それに乗っている子供にアドバイスできるのは親のみです。
チームを変えることがなかなか難しい日本では、コーチが変わるだけでそういうプレーになる可能性もあるため、チームのせいにするのではなく、チームの方針にただ単に乗るのではなく、親として本当にそれでいいのかを常に考えることが必要です。
日本のサッカーチームの指導者は、「育成」には強くありません。ただサッカーを少し知っているだけで指導者になることができます。

サッカー知っていること、サッカーを教えること、子供の育成をすること、この3つは視点が全く違います。

育成をするためには、子供に考えさせなければなりませんが、これができないのが日本の大半の指導者です。

それに巻き込まれないようにすることが親の役目であると、私は考えています。

本内容に異論がある指導者の方はたくさんいるかと思います。しかし、自分が子供に伝えたことに対して、なぜと問われたとき、きちんと回答できるかと聞いてみると、大半の指導者が回答できずにうやむやにするでしょう。

であれば、こういった指導者に「育成」を任せるのではなく、親としてきちんとした「育成」をすることが必要かと思います。

ただし、ここで勘違いしてほしくないのは、

サッカーそのものについて、口出しをしろと言っているわけではありません。

サッカーのスキルについては指導者に任せる必要があります。

しかし、

その受けた指導をもって子供が何を選択するかは子供自身であり、その選択を自分自身でできるようにすることが「育成」なんです。

ここははき違えてはいけません。

上記内容はもちろん、常識的な見解を持っている「親」でなければなりませんが。

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