ジュニアサッカー育成年代ですべきこと

ジュニア・JYでどうやったらプロになれるか?日本のサッカーを育成年代から考えて、 子供を単身スペインへ行かせた親から見た子供のサッカーの指導方法やアンチパターンなどをもとに少年サッカーからプロを目指します。

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考えられる選手になるために親がすべきこと


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Think

前回、選手がすべきこと、意識すべきことを書きました。

今回は、親の役目です。

実はこちらの方が重要だったりします。

いうことを聞かない子でも、親の背中を見て育ちますし、いつまでにどれだけ自立させたかかが分かれ道ですからね。

なお、考える習慣がつくかどうかは、中学まででしょう。


前回の記事の、選手がすべきこと、を支援することが一番の役目です。

しかし、なかなか難しいでしょうから、具体的に見ていきたいと思います。

・子供が忘れ物をしてもかまわないと思うこと。

なぜ信号を無視してはいけないのでしょうか?

それは、自分の身に危険が生じる可能性があるからですよね。

それと同じレベルで、忘れ物をしないよう子供に言っていませんか?

宿題も同じです。

「○○しなさい」って言っていませんか?

それだと子供には何も伝わりませんし、なぜかという理由も伝えていません。

それでは考えることができなくなるきっかけを作ることになってしまいます。

うるさく言われるからやる、では考える思考が出来上がりません。

これをしないと自分はこうなる、だからやる、と自身で考えるよう仕向けていくことが必要です。
そのためには、「お父さんお母さんはこう思うからやった方がいいと思うよ」

といった感じで伝えるべきでしょう。

・自分に正直に生きること。

もし忘れ物をしたとしても、それを自分でうまくとりつくろえるのであれば問題ありません。しかし、自分に正直にならなければその後のプレーはうまくいかないでしょう。

例えば、すねあてを忘れて誰か友達に貸してもらった場合です。

貸してもらってそれで終わりではありませんよね。大事な準備を忘れたわけですから、「忘れましたが貸したもらって何とか練習できます」、とコーチに伝えるべきです。

忘れたとしても、こっそり借りて何事もなかったかのようにするのはいけません。

コーチに忘れたことを言ったら怒られるかもしれない、でも、あとでばれたらどうしよう。なんて思って練習していては、身に付くものもつかないでしょう。

これは、なかなかできないでしょう。。

ですので、親が誘導してあげなければいけません。

前述の、「なぜ」という理由を説明してあげれば、子供はきちんと理解します。

忘れたことは良くない、しかし自分で解決した。だから今度からは忘れないようにします。

忘れないことよりも、成長することの方が大切です。それをしっかり教えてあげることが大切です。

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・子供の問題、親の問題、コーチの問題、チームメイトの問題、それぞれを切り分けること。

サッカーの支度をしないのは子供の問題。忘れて困るのも子供の問題。それに親が口出しすることはできませんし、してはいけません。

こういうプレーをしてほしいと思うのは親やコーチの問題。それを子供に押し付けることはできませんし、選択するのは子供の自由です。

しかし、チームメイトのプレーに関する問題だけは違います。

あの子がこう動かないから、自分がパスできない。そういったことはよくあります。

これはチームメイトの問題ですが、それで終わらせてしまうと自身は成長しません。

その問題を自分が解決するにはどうすればよいか。それを考えるようにするだけで、プレーの幅は大きく広がります。

・子供の意見を尊重すること。

練習に行きたくないのであれば、それはそれでいいのではないでしょうか。

月謝を払っている親としては困りますよね。困るのであれば、やめてもらうことを伝えればいいのではないでしょうか。

前述の問題の切り分けとも関連してきますが、行きたくないのは子供の問題、行ってほしいと思うのは親の問題です。

それぞれの視点で物事を見ていますので、お互いの意見をきっちりと伝えなければいけません。

頭ごなしに「いかないといけない」と言ってしまうと、プレーも同じように「こうしろ」と言われたことしかできなくなります。

子供に対して大人と同じように接し、すべてアドバイスで止めておく。

身に危険が及んだり、歩む道を間違えそうになっていたりする時だけ選択肢を狭めてあげる。

そうしてあげることで、子供自身が自立し、自身の言動に責任を持つようになります。

それが「考えることができる」ということです。

皆さんはお子さんの考えられる状況を奪っていませんか?

少しまとまっていませんが、伝わりましたでしょうか。

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