短絡的な思考にならないために(選手編)
短絡的な考えとは、
浅薄な考え ・ あさはかな考え ・ 中途半端な考え ・ 甘い考え ・ 浅い考え ・ 浅はかな考え ・ 短絡的な考え ・ 単純な考え ・ 単純思考 ・ 単純な思考回路 ・ 浅慮 ・ 安直な考え ・ 短絡的な発想 ・ 安直な発想 ・ 単純なアイデア ・ 単純な発想 ・ 表面的な考え ・ 奥行きがない考え ・ 深みがない考え ・ 直線的思考 ・ 直線的な考え ・ 短絡的思考
Weblio類語辞書より
サッカーは考えてプレーすることが重要です。
しかし、考えてプレーすることができていない選手がたくさんいるのが現状です。
考えていないプレーの例を挙げてみましょう。
例えば、ゴールキックやパントキック時に、よく「絞れ」といって全体を絞ってプレーしますが、これなんてまさにそうでしょう。
なぜ絞らないといけないのか? 考えたことがありますか?
セカンドボールを失わないように、って答えが出るかと思いますが。。。
ではなぜセカンドボールを拾う必要があるんでしょうか? そこまで考えたことありますか?
セカンドボールを失わないようにということは、セカンドボールになりやすいということで、相手ボールになる可能性が高いということですよね?
じゃあどうした方がいいか考えたことがありますか?
なぜ見境なしに前にロングボールを蹴ってしまうのか。それはその選手が短絡的な思考であるが故のプレーなのでしょう。
日本では、U12以下のカテゴリでは8人制が主流ですが、8人制では多少のフィジカルとロングボールがあれば勝ててしまいます。そんなチーム多いですよね。
プロリーグでもそういったプレーはよく見かけます。ですが、「プロ」の「リーグ」はエンターテイメントであることが主目的ですので、サッカーがうまくなく短絡的であっても全く問題はありません。
セカンドボールを競り合うのが醍醐味であるイングランドサッカーなども同様ですね。
ですが、ワールドカップなどの日本が世界を目指す場合は、現在の日本のプロリーグのプレーでは負けてしまうのは目に見えていますよね。
その他にも、「リアクションでプレーしていないか」や、もっと細かい話として「ワンツーで壁になる選手はパスを出した後動かなくていいのか? 奪われたら数的不利にならないか?」などたくさんありますが、またの機会にしたいと思います。
練習と違い試合ではたくさん考えることがありますが、考えずに試合に挑むと、その試合ではあまり得るものはないでしょう。また、気持ちを高ぶらせて試合に挑んでしまうと、考えることがおろそかになり、短絡的な思考になってしまいます。
気持ちを高ぶらせ100%で試合に挑み、なおかつ考えることを常に意識する。
それにはまず考えることを練習しなければなりませんが、子供はもっと小さいころから「考える」ということを削がれて育ってきています。
親や先生など沢山の要因がありますが、最大の要因は【親】です。
しかしそれを選手自身が他人に言われなくても行動するよう心がけ、普段考えることの練習をしていかなければ、世界に通用する、将来日本を代表するような選手にはなれないでしょう。
「普段」というのは、日常での行動も含まれますが、少し長くなりましたので次回記事で詳しく書きたいと思います。