サッカー選手が日常生活で気を付けること
前回の続きです。
普段考えることの練習をしていなければ、よい選手になれないばかりか、世界に通用する選手とはならない、ということを前回の記事で書きました。
今回は、この、普段考えることをどのようにしていけばよいかについて書きたいと思います。
実は、すごく簡単なことで、日常生活から自分の言動に責任をもつようにすれば、おのずと考えることが身についていきます。
小学生高学年であれば、もう下記のことはできていなければいけません。
・自分のサッカーのスケジュールは把握している。
何時にどこに行かなければならないのか、そのために親に何をしてもら分ければならないのか。
そのようなことは、すべて自分ですべきです。
なぜなら、自分のサッカーだからです。
今やっているサッカーは自分のサッカーですよね?
・サッカーの支度はすべて自分で行う。
すねあて入れた?ユニフォームは?
なんて言われているようではいけません。
そもそも自分で支度していないような場合は論外で、親にやってもらっているのでは、自分のサッカーではありませんよね。
合宿もそうです。かなりの量の支度になりますが、それでも自分で行うべきです。
親がコーチと連絡のやり取りをしていても、それを親から聞いて自分で行いましょう。
もし必要なものを忘れてしまっても、それは自分の責任です。
忘れたのはあなたですから。親ではありませんよね?
・塾とサッカー、どちらを取るかは自分で決める。
「親に言われたから」なんて言っていると、親がいないと何もできない人間になってしまいますよ。
「コーチに言われたから」そのプレーをするんですか?それでは自分の芯がない選手になってしまいます。
コーチが言ってくれないと、親がいないと、そんな選手は海外では需要ありません。
自分の言動に責任を持つということは、自分のプレーに責任を持つということ。しいては自分のプレーに芯を持つことに繋がる。
しかし、決して頑固になってはいけない。
言動に責任を持っていると、自分のプレーがうまくいかなければ、それは自分の責任ですから、当然自然と考えて振り返ることができます。
振り返ることができなければ、頑固でしかありませんが、それも一つの責任の取り方でしょう。
「意見を聞かない」という行動にも責任を持てばいいだけですから。
余談ですが、U18の海外での練習でボールがなくなったそうですが、これも、自分の行動に責任を持っていないから生じる問題ですよね。
誰が悪いかは別として、ボールを選手に渡した人が行動に責任を持っているか、ボールを渡された選手が渡されたことに責任を持っているか。
各自が責任を持って行動していれば、発生しえない問題だと思います。
自分の言動に責任を持つ
簡単なようで難しことです。しかし、多少の意識で実行できるのではないでしょうか。
海外の選手との差は、ここだと思います。