じゃあ自分の強みは何なのか?
小学生や中学生の年代の選手に、強みは何ですか?と聞くと、、、
スピード
ドリブル
パス
視野が広い
当たり負けない
などの答えが返ってくると思います。
スピードがあるから相手より先にボールを奪える。
ドリブルが得意だから相手を何人も抜ける。
パスがうまい。視野が広い。
などなど。。。
では、それは本当の強みかどうか、以前の記事にも書きましたが、改めて考えてみましょう。
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1.スピード
これは身体的なものです。いずれ落ちてくるでしょう。
さらに、試合中気を抜いていればすぐにそのスピードは武器にはならなくなってしまいます。
ですので、これは強みではありません。
2.ドリブル
おそらく1学年上がると、せいぜい2人ほどしか抜けなくなってしまうでしょう。
よほどの足元があるのであれば、サッカー選手ではなくパフォーマーになればいいでしょう。
3.パス
パスは重要です。ですが、視野が広くないとよいパスは出せません。パスが強みと言っている時点で、自分の強みを理解していませんよね。
4.視野が広い
では、視野の広さが強みという選手ですが、その視野の広さをどう使っていますか?
DFやサイドの選手であれば、ポジション的にある程度の視野は確保できるでしょう。MFであれば、何度も周りを見回す必要や、体の向きを考えておかなければなりませんが、そこまでの意識があって「視野が広い」と言っていますか?
また、視野が広くて何ができていますか? 効果的なパスを出せていますか? 味方にスペースを作ってあげられていますか?
5.フィジカル
これもスピードと同じですね。
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小学生や中学生年代で、ドリブルがある程度うまい、パスの精度がある程度高い、視野がある程度広い、というのは「強み」ではなく「基本」です。
ドリブルができて当然で、パスができて当然で、視野がある程度あって当然なんです。
視野がある程度広く、ボールを受けた際、相手が来ていなければドリブルできる、相手が来てもパスコースがなければキープできる、状況が悪化する逃げのパスはしない。
これには、上記の強みと言われていることほぼ全てが必要になりますよね。
サッカーとは、
ドリブルができて、パスができて、視野が狭くなくて、体もうまく使える、このような選手でなければなりません。
それが大前提での「強み」です。
「あなたの強みは何ですか?」と聞かれた際、本当であれば、
私は同年代ではだれよりもサッカーがわかっている
と言えるようにならなければいけません。