ジュニアサッカー育成年代ですべきこと

ジュニア・JYでどうやったらプロになれるか?日本のサッカーを育成年代から考えて、 子供を単身スペインへ行かせた親から見た子供のサッカーの指導方法やアンチパターンなどをもとに少年サッカーからプロを目指します。

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子供の夢は絶対に叶えたい夢ではない


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私達も子供の頃、夢は持っていました。

こうなりたいなー、なんて色々考えていましたよね。

でも、それを『絶対に叶えたい』とずっと思っていたかというと、そうではないと思います。
色々な経験や体験、日常のふとしたことで、【夢】というのは変わってしまいます。

それがなぜだかはここでは落として考えてみませんが、【夢】は変わるものです。


サッカーを始めた頃、少し身体能力があったりして周りよりうまくプレーできたり、ちょっと教えたらグングン吸収してうまくなったり、その時はプロ選手になる、なんて考えていたりして、親もその気になって。。。

でも、毎週練習していれば周りもそれなりにうまくなってきて、まあちょっとうまいという感じになります。
それが一般に言うスランプだと思い込んで、活を入れたりするんですがうまくいかないんです。
で、一旦ここらあたりで親と子のサッカーに対しての考えにギャップが生じてきます。

しかし、一旦生まれたギャップはなかなか埋めることができません。
面白いと思っていたことが少し面白くなくなって来たんですから、簡単に埋めることはできないです。しかも、これまでちょっと頑張ればできたのに、それ以上に頑張ってもできないんですから。
さらに、親はもっと上を目指したままの状態ですし。


こんな状態のままでいると、頭のなかが整理できないからだと思いますが、親に対して言動に変なところが出てきます。

昨日のお風呂ではプロになりたいと言っていたと思ったら、朝になると今日は練習行きたくない、と言ったり。
まあ、一度でも練習に行きたくない、と言う時点で「プロを目指す」という親と子の【夢】のベクトルはかなりずれているでしょう。

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で、そこでアメとムチの登場です。○○できたら○○買ってあげるとか、○点決めたら外食しよう、とか、夢に対する目標ではなく、別の満足を得るためのサッカーになってしまうんです。だからその時だけちょっと頑張るんです。
ですが、その満足は子供の【夢】を実現するためのベクトル上には無いので、全く意味がありません。

ウチのコにもアメとムチは使いましたが、あくまでも【夢】のベクトル上にあるアメを出しました。


そもそも、そんな簡単に「プロになりたい」なんて言わないでほしんですが、子供なので仕方がありません。
練習もろくにしないでそんなことを言う奴ばかりだ、ふざけるな、といった記事をどこかのサイトで読みましたが、その気持もわかります。

でも、それは子供の【夢】なんですから。
夢を真剣に考えたことある人ってどんだけいるでしょう。
おそらくない人のほうが多いはずです。


【夢】は自由です。
どんなにかけ離れていてもいいと思います。
でもその【夢】は子供のものです。
しかもコロコロ変わります。


子供が一度口にしたからといって、それを強要するのは子供を鎖でつないで針山の上を歩かせているのと同じです。

もしかしたらもっと開花するものがあるかも知れないのに。。。

それを潰しているのは紛れもない、親です。


親が叶えられなかった夢を子供に託すのは良くない、と言われたりしますが、子供が何となく描いている夢を強要するのも良くないです。


これを読んで「子どもとギャップがあるかも」と思った人は、一歩置いてみたほうがいいでしょう。

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