ジュニアサッカー育成年代ですべきこと

ジュニア・JYでどうやったらプロになれるか?日本のサッカーを育成年代から考えて、 子供を単身スペインへ行かせた親から見た子供のサッカーの指導方法やアンチパターンなどをもとに少年サッカーからプロを目指します。

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どうしたら周りを見ることができるようになるか その4


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Soccer, Field

前回

「周りを見る」というのは手段ではない。ましてや目的では決してない。
「周りを見る」というのは状況判断の材料探しでしかない。

ということをお伝えしました。
では、どうすればよいのか、ということを考えていきます。

そもそも、「周りを見る」ということが、課題解決のための手段でないのであれば、

「周りを見る」ことを目的にしてはならない。

ということが言えます。

では、「周りを見る」ことではなく何をしなければならないのか。ということですが、それは現在直面している課題の本質を考えていけばよいでしょう。

まず、前回挙げた課題として、
自分一人ではどうすることもできないので、味方に頼らなければならない。
この状況から脱しなければならない。

といったものがありました。少し具体的にしますと、
ボールをキープしているが、相手3人に囲まれてしまいボールを奪われそう。誰かにパスをしなければ。
といった状況でしょうか。

この状況を打開するための手段としては「パスをする」でした。では、このパスをするための状況判断材料は何でしょう。

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もうお分かりかと思いますが、
「味方がどこにいるか」が誰にパスができるかを判断するための材料となります。

そして、最後に、
この判断材料を必要とするためにしなければならないことはというと、、、

そう、
「味方を探す(周りを見る)」ことです。

これが課題解決のために必要な初動となります。

みなさんやコーチは、それを短絡的にとらえて「周りを見ろ」といいますが、それは違います。
周りを見るための目的が明確でないとその行為は無駄な行為でしかありません。
無駄な行為を何度も繰り返しても、当然身につくことはありません。

小さい子が階段を上る際、階段を見て登りますよね。
自転車に乗りたての子は、ペダルを見て足をかけますよね。

そのうち慣れてきて、階段やペダルを見なくても大丈夫になってきますよね。
これはペダルがだいたいどの位置にあるか、慣れてわかってくるんでしょう。

ボールを奪われたくない、味方にパスをしたい、のであれば、味方がどこにいるのかを探してパスをするのが当然です。

そのうち慣れてきて、自然と味方のいる位置がわかってくるでしょう。
なので、わざわざ「周りを見る」という意識をする必要がなくなってくるはずです。

周りを見ることを意識している段階では、周りを見ることを意識できていないでしょう。

何をしたいのか、何が目的なのか、それを考えてプレーすればおのずと周りが見えてくるはずです。

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