ジュニアサッカー育成年代ですべきこと

ジュニア・JYでどうやったらプロになれるか?日本のサッカーを育成年代から考えて、 子供を単身スペインへ行かせた親から見た子供のサッカーの指導方法やアンチパターンなどをもとに少年サッカーからプロを目指します。

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強いチームの選手が上手いわけではない


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当たり前の話ですが、

強いチームの選手が上手いわけではありません。

強いチームの選手は、強い選手であって勝てる選手です。
かつそれは、現時点での話です。

いわゆるジュニア年代、特に4、5年生までに、ある程度の状況判断ができていないと将来は厳しいと思います。

4、5年生までに状況判断ができていないと将来は厳しい

そういった練習をしてこなかった子たちがJY(中学)になると、まず、足元があまりない子たちはムダにボールを蹴り合う大味のサッカーをします。
いわゆる迫力のあるサッカーってやつですが、私が見ると大味としか例えられません。

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一方で、ある程度足元のある子は、変わらずドリブルをしまくります。パスをしろと言われてもなかなかできない。そもそも周りを見ることをしてこなかったからですが、今さらもう無理です。

次に、ある程度パスができる子ですが、

実はこれが一番中途半端で厄介なのです。

意味のないパスをするんです。さらに、意味のないパスを受けようとするんです。
ボランチがムダなパスをするのとは違い、全く意味のないパスなんです。

自分が囲まれて苦しくなり、それを見かねて仲間が寄ってきて、その子にパスをする。でも状況は変わらない。
とか。

状況判断ができていると自分で言う子はたくさんいますが、「できている」という子は大抵できておらず、あとで振り返って口にしているだけです。

状況判断をして自分のポジションを修正しなければならない。
でも、どこに修正すればいいかをわかってない子がほとんど。
だから囲まれてからパスを出そうとしてしまうし、囲まれた子を助けようとする。

子供も親もコーチもみんな、

ボールホルダーしか見てない

し、ボールホルダーを助けようという動きをしない。
だからそういうコーチや親は

足元がうまい子をサッカーがうまいと思ってしまう。
コーチたちはオフザボールの動きの子はほめることができない。

ボールホルダーに「今見えてた?」なんて言っちゃう。それじゃあうまくならない。

コーチたちももっと勉強してほしいな。

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