【指導者が語る】将来伸びる選手に共通する3つの特徴と、中学生からできること

【指導者が語る】将来伸びる選手に共通する3つの特徴と、中学生からできること

サッカーの世界で「将来伸びる選手」と聞くと、あなたはどんなイメージを思い浮かべますか? 華麗なテクニック、圧倒的なスピード、天性の得点感覚…もちろん、それらも素晴らしい才能です。

しかし、多くの指導者やスカウトが口を揃えて言うのは、「本当に伸びる選手には、技術だけではない、ある共通の特徴がある」ということです。

この記事では、Nexleteが数多くの中学生選手を見てきた経験から、将来にわたって成長し続ける選手が持つ「3つの共通点」と、中学生のうちから意識して取り組めることについて解説します。

1. 「伸びる選手」とは、どんな選手?

「伸びる選手」とは、単に現時点での実力が高い選手のことではありません。それは、困難な状況に直面しても、常に自身の課題と向き合い、成長し続けられる選手のことです。

彼らは、技術的な指導だけでなく、内面的な「人間性」や「生活習慣」といった部分にも、その成長のヒントが隠されています。

2. 伸びる選手に共通する3つの特徴

特徴1:高い「修正力」と「素直さ」

指導者からのアドバイスや、試合での失敗に対して、どのように向き合うかで選手の成長速度は大きく変わります。

  • 修正力: 自分のプレーを客観的に分析し、課題を認識できる力。「なぜ今、ミスをしたのか」「どうすれば次は成功するか」を考え、次のプレーで実践しようとします。
  • 素直さ: 指導者やチームメイトからのフィードバックを、感情的にならずに受け入れ、改善しようとします。「でも」「だって」という言い訳ではなく、「はい、やってみます」という前向きな姿勢です。

この2つが揃うと、成長のサイクルが高速で回るようになります。

特徴2:「継続力」と「自律した生活習慣」

練習場での努力はもちろん大切ですが、サッカーは練習時間だけで上達するものではありません。

  • 継続力: 地味な基礎練習やフィジカルトレーニングなど、誰も見ていないところでコツコツと努力を続けられる力です。
  • 自律した生活習慣: 睡眠、食事、学習。これらはサッカーパフォーマンスの土台です。自分で考えて行動し、体を最高の状態に保つための生活習慣を送れる選手は、コンディションを安定させ、怪我のリスクも減らします。

特徴3:「結局、人間性」

指導者が最終的に最も重視するのは、選手の人間性です。どれだけ技術が高くても、人間性に問題がある選手はチームの和を乱し、成長の妨げになります。

  • 感謝の気持ち: 指導者、チームメイト、保護者、そして対戦相手への感謝の気持ちを忘れない。
  • 礼儀正しさ: グランド内外での礼儀やマナー。挨拶や返事、道具の扱い方など、基本的な部分を大切にする。
  • チームへの貢献意識: 自分のことだけでなく、チームのために何ができるかを考え、行動する。

これらはサッカー選手である以前に、一人の人間として社会で生きていく上で不可欠な要素です。

3. 中学生のうちから意識できること

特別な才能がなくても、これらの特徴は中学生のうちから意識して伸ばすことができます。

  1. 練習日誌をつける: 自分のプレーを振り返り、課題と改善策を言語化する習慣をつけましょう。
  2. 指導者の話をメモする: アドバイスを忘れないように、メモを取って後で見返す。そして、次に活かす。
  3. 早寝早起き、バランスの取れた食事: 体を作る基本を徹底しましょう。
  4. 自主練のルーティンを作る: 毎日少しでも良いので、自分で決めた練習を継続します。
  5. 「ありがとう」「ごめんなさい」を素直に伝える: 感謝や反省の気持ちを表現する。

まとめ

「伸びる選手」とは、天性の才能だけで決まるものではありません。むしろ、日々の小さな努力の積み重ね、困難に立ち向かう姿勢、そして周囲への感謝の気持ちが、その成長を加速させます。

Nexleteは、あなたのサッカー人生のパートナーとして、技術指導だけでなく、これらの「人間力」を育むためのアドバイスも行っています。 高校サッカーは人生を学ぶ場でもあります。最高の環境で、最高の自分を目指しましょう。


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