強豪校に行けば安心?高校サッカー進路の“よくある勘違い”と現実

強豪校に行けば安心?高校サッカー進路の“よくある勘違い”と現実

「息子には、どうせなら全国レベルの強豪校でプレーしてほしい」 「有名な高校に入れば、試合にも出られて、大学やプロへの道も開けるはず」

お子様の将来を想う保護者の方々が、このように考えるのは自然なことです。しかし、その「強豪校=安心」というイメージは、時として危険な“勘違い”に繋がることがあります。

この記事では、私自身が強豪・米子北高校で感じた現実も交えながら、高校サッカー進路におけるよくある3つの勘違いと、本当に大切な「選ぶべき視点」についてお話しします。

勘違い①:「強豪校に入れば、試合に出られるチャンスがある」

これは最も大きな勘違いの一つです。全国レベルの強豪校の現実は、想像以上に厳しいものです。

  • 部員数という壁: 部員数が100人、時には200人を超えるチームも珍しくありません。その中でトップチームの登録メンバーに入れるのは、ほんの一握りです。
  • 全国から集まるエリート: あなたのお子様が地域の選抜選手であっても、強豪校には全国から同じような、あるいはそれ以上の実績を持つ選手が集まってきます。
  • ポジション争いの激化: 同じポジションに、自分より上手い選手が何人もいる。これが強豪校の日常です。

「3年間、一度も公式戦のピッチに立てなかった」という話は、決して他人事ではありません。試合経験を積めないことは、選手の成長にとって大きな足かせとなります。

勘違い②:「環境が良ければ、選手は勝手に伸びる」

人工芝のグラウンド、最新のトレーニング設備、実績ある指導者。確かに、私立強豪校の環境は魅力的です。しかし、「環境が選手を育てる」のではなく、「選手が環境を活かして伸びる」のです。

どれだけ素晴らしい環境があっても、選手自身に「この環境で絶対に成長してやる」という強い意志と、日々の努力を続ける姿勢がなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。逆に、環境が多少劣っていても、高い意識を持つ選手は驚くほどの成長を遂げます。

勘違い③:「卒業後の進路は、高校に入ってから考えればいい」

「まずは強豪校に入ること」が目的になってしまい、その先のキャリアプランを考えていないケースも多く見られます。

強豪校は大学への推薦枠を多く持っていると思われがちですが、その枠を得られるのは、トップチームで活躍するごく一部の選手だけです。

高校入学前から、 * 大学でサッカーを続けたいのか? * どのようなレベルで続けたいのか? * 学業との両立はどの程度考えているのか? といった卒業後のビジョンを持つことが、後悔しない高校選びに繋がります。

私が米子北で感じた現実

私自身、バディーSCから米子北高校という強豪校に進学しました。全国から集まるトップレベルの選手たちとの競争は、想像を絶するものでした。毎日がセレクションであり、少しでも気を抜けばすぐにポジションを失うというプレッシャーの中で、技術だけでなく、精神的にも大きく成長できたと感じています。

しかし同時に、素晴らしい才能を持ちながらも、厳しい競争の中で埋もれていってしまう仲間も数多く見てきました。彼らがもし、自分に合ったレベルのチームでコンスタントに試合経験を積めていたら、また違ったサッカー人生があったかもしれません。

この経験から、「強豪校に行くこと」が必ずしも正解ではないと痛感しています。

まとめ:本当に選ぶべきは「自分が最も成長できる環境」

高校サッカーの進路選択で最も大切な視点は、「どの高校が有名か」ではなく、「どの高校が、今の自分にとって最も成長できる環境か」です。

  • トップレベルの競争に身を置き、挑戦し続けたいのか?
  • 試合経験を積みながら、着実に実力を伸ばしたいのか?
  • サッカーと勉強を両立させ、将来の選択肢を広げたいのか?

答えは、一人ひとり違います。

Nexleteは、ブランドや評判だけで判断するのではなく、選手一人ひとりの個性と目標に寄り添い、本当に「成長できる」環境を見つけるお手伝いをします。進路選択に迷ったら、ぜひ一度ご相談ください。


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